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FRP成形について製造方法や樹脂の種類を解説!3Dモデリング・型取りのご相談なら

FRPとは、「Fiber Reinforced Plastics」の略であり、繊維を合わせて強度を上げた繊維強化プラスチックを指します。自動車や浴槽など、様々な場所で活用されています。

しかし、FRPの製造方法や樹脂の種類・特徴など、詳しいことはわからないという方も多いのではないでしょうか。

FRP成形の依頼前に基礎知識を身につけておくことで、疑問点が明確になり、依頼する際に担当者とスムーズにやり取りをすることにつながります。こちらでは、FRP成形型の作成を行う有限会社佐藤木型製作所が軽量で丈夫なFRP製造方法や、FRP成形に使用される樹脂の種類について解説します。FRP成形型の製造をお考えの方や、製造方法が知りたい方はぜひご参考にしてください。

FRP成形の基礎知識!FRPの製造方法と樹脂の種類

FRP成形の基礎知識を紹介!FRPの製造方法と樹脂の種類

まずはFRPの基本的な製造方法と、使用される樹脂の種類についてご紹介しましょう。

FRPの製造方法

繊維強化プラスチックであるFRPは、液体状の樹脂と強化繊維をFRP成形型に入れて固めて型取りをして作られます。しかし、それだけでは扱いにくくスムーズに作業を進められないことがデメリットでした。

そのため、FRP成形前に強化繊維と樹脂を混ぜた素材を使用する、一般的なプラスチック成形と同じ製造方法が用いられるようになっています。

樹脂の種類

FRP成形で使用する樹脂のうち、主な種類として熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂が挙げられます。

FRP成形での型取りでは、強化される素材を「マトリックス」と呼ぶことが特徴です。マトリックス樹脂は合成樹脂を使用することが多いですが、耐久性や強度など、型取りしたものにどのような効果を求めるのかによって樹脂の種類を選ばなければなりません。

マトリックス樹脂は、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂に分かれます。熱硬化性樹脂はエポキシ樹脂を使用することが多いです。熱可塑性樹脂は熱硬化性樹脂と比較して強度が低く、繊維に混ぜることが難しいとされています。

有限会社佐藤木型製作所では、FRP成形型の作成を承っております。ものづくりに欠かせない各種成形モデルは、FRP成形型のほか真空成形型、射出成形型などの製作を行っていることが特徴です。ご依頼内容を可視化するために3Dモデルにして提案する、デジタル造形事業もございます。ぜひ有限会社佐藤木型製作所へお問い合わせください。

FRP成形で用いられる代表的な樹脂の種類や特徴

FRPに使用する主な樹脂の種類と樹脂の特徴について、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂に分けてご紹介します。

熱硬化性樹脂

熱硬化性樹脂は、一旦硬化すると加熱しても固さを保っている樹脂のことです。主に次の5つの種類があります。

  • エポキシ:硬化した際の収縮率が小さく、接着力や強度が高いことが特徴です。
  • 不飽和ポリエステル:硬化収縮が大きいですが、耐薬品性が高く低コストなため、バランスが取れた種類だといえます。
  • ビニルエステル:エポキシと不飽和ポリエステルの特徴を持っています。光硬化性があることが特徴です。
  • フェノール:耐薬品性があり、酸や溶剤に強いもののアルカリには弱いことが特徴です。比較的安価であり、製作コストを抑えられます。
  • ポリイミド・ビスマレイミド:耐熱性に優れていることが特徴です。

熱可塑性樹脂

熱可塑性樹脂は、熱を加えることで柔らかくなる樹脂のことです。主に次の5つの種類があります。

  • ポリオレフィン:耐衝撃性、リサイクル性がありますが、強化繊維との接着性が低いことがデメリットです。
  • ポリアミド:耐衝撃性、耐熱性に優れています。
  • ポリカーボネート:耐衝撃性に優れていることが特徴です。
  • ポリフェニレンサルファイド:耐熱性、耐薬品性に優れています。
  • ポリエーテルエーテルケトン:耐熱性、耐摩耗性、耐衝撃性に優れており、非常に丈夫なことが特徴です。

有限会社佐藤木型製作所では、FRP成形型の作成を行っております。ご依頼をいただきましたら3Dモデルにして、型取りのイメージをわかりやすく提案していることが特徴です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

  • FRP成形型の作成や3Dモデリングの作成実績その1
  • FRP成形型の作成や3Dモデリングの作成実績その2

FRP成形型の作成や3Dモデリング、型取りのご相談は有限会社佐藤木型製作所へ

FRP成形型は、樹脂と強化繊維を合わせて作ります。基本的な製造方法、用いられる樹脂の種類について理解し、実際に製作所にFRP成形型の作成を依頼しましょう。

有限会社佐藤木型製作所では、FRP成形型のほか、3Dモデリング、模型製作などを請け負っております。FRP成形型について、使用する樹脂の種類や依頼方法など、お気軽に有限会社佐藤木型製作所へご相談ください。わかりやすく、最適な方法を提案させていただきます。

FRP成形で製品や部品の型取りをしたい方に向けて、FRP成形の製造方法、樹脂の種類を解説します!

会社名
有限会社 佐藤木型製作所
sato kigata seisakusho Co., Ltd
代表取締役 佐藤裕仁
住所 〒485-0081 愛知県小牧市大字横内 立野 680-1
TEL (0568) 65-8871
FAX (0568) 65-8872
URL https://sato-kigata.com/
事業内容
  • ・木型(諸機械など鋳造用木型)
  • ・三次元CAD/CAMデータ、NCデータ作成、3Dモデリング
  • ・自動車部品検査治具(検査ゲージ)、各種治具設計製作
  • ・デザインモデル、マスターモデル、樹脂加工モデル製作
  • ・モックアップモデル、ワーキングモデル、試作モデル製作
  • ・試作金型、小量産金型(ZAS金型、アルミ金型)設計製作
  • ・プラスチック試作品
  • ・試作品、試作部品
  • ・デジタル3Dコンテンツ
主な取引先
  • 砂型鋳造関連メーカー
  • 自動車、航空、工業製品、産業設備、住設備
  • アミューズメント関連メーカー 約50社
取引銀行 愛知銀行 江南支店、岐阜信用金庫 東江南支店
創業 昭和45年
資本金 5000千円
社員数 30名